こん☆たの

こんなことをたのしんでます、というブログ

ホワイト企業で鬱になった件

ブラック企業で働かされ鬱に…」という話は聞きますが、実はブラック企業じゃなくても鬱になるリスクがあります。
私がホワイト企業で働いて鬱になった経験談を書きます。

そこはとある商社で年功序列、終身雇用が残っている会社でした。
(終身は昔からそこに就職している人だけ)
女性の産休育休や時短勤務にも理解があり、私が見た限りパワハライジメもない
ほんとうにいい会社でした。

しかし、私はその会社で働いて鬱になったのです。

原因は仕事が暇だったからということと、
職場としてヌルかったからです。

前者はこれを参照⇒社内失業の辛さを語ります
問題は後者です。

職場は商社とは思えないぐらい穏やかで静かな雰囲気でした。
はじめは営業部は私とは違うフロアにいるのだと思っていたぐらいです。
(※ワンフロアの職場で営業部は私の島の1つ隣だった…)

初めはのんびり働ける職場だぐらいにしか思ってなかったのですが
七緒美さんの幸せは長くは続きませんでした。

ある時、半期に一度、社員の業績などが表彰されるのですが私はそのとき卒倒しそうになりました。
なぜなら、表彰される理由が「簿記3級取得」「チーム内で電話当番を決めたこと」だったからです。
あのー、そんなことで表彰される会社、いままで見た事ないんですけど。絶句。

簿記3級で表彰ってアンタ。
私が簿記2級に合格した時は隣の席の人に「おー、よかったね」と言われただけなんですが。
ま、それは当時の職場が銀行だったからというのもありますが。

電話当番なんて決められてる会社は多いし、むしろなんで今まで決めてなかったという感じなんですが。
そして決めたとしてそれが表彰されるほどのことですか?

そして結構ゆるめのレベルの仕事をしている正社員がチラホラいる。
比べてもしょうがないけど、前の職場の派遣社員のがもっとバリバリ働いてたり
不当にウェイトの重い仕事をさせられてたのに…。

私はすっかり心が折れました。
スキルアップなどの個人の努力よりも、恵まれた環境にいるほうがよっぽど報われるのではないかと思えてしまったからです。
環境によって、簿記2級で「よかったね」で終ったり、3級で社内で表彰されたりするんです。
そして仕事の暇さが追い打ちをかけました。
ホワイト企業でも心はやられるんですよ。
ブラック企業よりはまだましかもしれませんけどね。