こん☆たの

こんなことをたのしんでます、というブログ

コネ採用されても逆にしんどいと思う件

「コネ採用」と聞くと、楽に有利に採用されて羨ましい感じがします。
別に法律で禁じられてることではないし悪事でもなんでもないのですけど、ちょっとズルいみたいなイメージもありますね。

でも、コネ採用ってそんなにいいことばかりでもないと私は思うのです。

受け入れる側の社員だって「あの人はコネ採用だ」と知ってるわけだし、コネ採用された本人も普通の感覚ならコネ採用されたことに若干のプレッシャーを感じると思うんですよね。
一緒に仕事をするにあたって、お互いに微妙なしこりを感じる可能性は高いわけです。
会社の規模や状況によっては、受け入れる側がコネ採用されたという事をまったく知らないということもあるでしょうけど、いつどこで自分の出自が漏れるかわからないので。

それに、コネを持ってきてくれた人にも気を使うと思います。
その人の面子をつぶさないよう、社内では品行方正にふるまわないといけませんし、既存の社員に「あいつ使えないよね」などと噂が立ってしまうような状況はかなり困ります。
「あの新人○○さんが引っ張ってきたらしいよ、仕事できないのにね。」とか言われるような状況は困ります。
ましてや入社してすぐ辞めるなんてのは、かなりよろしくない展開です。
どうしても辞めたい、辞めなければならない状況になったらと思うと不安になります。

そう思うとコネ採用って案外デメリットあるなあって感じです。
きちんと通常のルートで選考を受けて採用されてたほうが社内でも堂々としていられそうですよね。


なんでコネ採用について語り始めたかというと、私自身にそういう話がきたことがあるからです。

知り合いの職場で求人を出しているので、よかったら検討してはどうかと、知り合い本人から話を受けました。
採用されるにあたっては履歴書や職歴書を提出し面接などの選考は受けますが、
アットホームな会社だったし、全くの外部から応募した人よりは有利な立場で選考を受けられただろうと思います。

私はその話を辞退しました。
話を持ってきてくれた人が同じフロア内にいる職場環境だったので、いろいろ気を使ってしまってやり辛いだろうなと思ったからです。
既存の社員も私が紹介されて来た(平たく言えばコネ)ことを知っています。

短期的に見れば「思いがけず有利な状況で就職出来そうでラッキー」かもしれませんが
長期的に見るとどうだろうな…と思ったのです。

実際にコネ採用される側の立場になってみて、いろいろと実感できました。

ちなみに、求人の話を持ってきてくれた人は普通に良い人で「ウチで人を探してるからよかったらどう?」みたいな感覚で話をくれました。
当たり前ですが後ろ暗い要素は全くありません。
職場もアットホームで働きやすそうな雰囲気の優良企業であったことは言っておきます。