こん☆たの

こんなことをたのしんでます、というブログ

ボイトレをしても普段の声は良くなりませんでした。

まず、私がボイトレを受けていたのは
日常会話での声を良くしたいと思ったからです。
ミュージシャンや演劇活動をしていたわけではありません。

私は声が低いのが昔からコンプレックスでした。
子供の頃から自分の声はなんか変だと思っていた。
そして大人になってからも、モソモソ喋るので
「えっ?」と聞き返される。

そんな自分を変えたい、なんとかしたいと思って
思い切ってボイトレのスクールへ行きました。
そのスクールはミュージシャン志望だけでなく
日常会話の発声を良くしたい人向けのレッスンもしていました。

しかし、私の声は結局変わりませんでした。
なぜなら、私の声が悪い(と思っていた)のは
発声のテクニックが原因なのではなく
心の問題だったからです。

昔の私は自分にもんのすごく自信がない人でした。
自信がないから声が小さくなったり
モソモソ喋るので「エッ?」と聞き返されるわけです。

いえ、スクールに行く前から
私の声の悪さは心が原因なのではと薄々気づいてましたが
スクールに行ったことにより、それは確信に変わりました。

スクールでは「あえいうえおあお」とかリップロールとか
外郎売を読んだり、いろいろやりましたよ。
でも、私の声が劇的に変わったとかはありませんでした。
繰り返しになりますが、
発声テクニックの問題ではなく、心の問題だったからです。

ちなみに「日常会話の声を良くしたい」という目的で
声楽も1年間ほど習いましたが、
やっぱり普段の声そのものは良くなりませんでしたね。

そんな私が自分の声を受け入れられるようになったのは、
とあるセミナー講師のアドバイスでした。

セミナーの内容は「印象を良くする話し方」みたいなのでしたが、
私は講師に「自分の声が低くて嫌だ、どうしたらいいか」という質問をしました。

講師の答えは「声質は生まれつきなので変えられない。
(低い声を高い声には変えられない)
あなたの場合は自信の無さが声に表れているのがもったいない。
声が低くても堂々と自信を持って喋ればいい」
というものでした。

「ああそうか、私の声そのものは変えられないんだ」と思ったとき
肩の荷がおりた感じがしました。
それと「声が低くてもいい」と人に認めてもらった感じがしてホッとしたのかな。
なにしろ、私の声は私本人によって長いこと否定され続けていたのですからね…。

私は自分にひどいことをしていたのかも、と
この記事を書きながら思いました。。