こん☆たの

こんなことをたのしんでます、というブログ

海外一人旅をして実感したこと (ネガティブなこと)

私は6年くらい前に海外旅行を一人旅しました。
1度目は日本の旅行代理店を通しましたが、
2度目は飛行機もホテルも自分で手配しました。

そして、旅行ガイドブックや個人ブログに書かれている体験談では解らなかった
いろいろな経験や気づきがありました。
6年前と今では海外旅行事情は変わっているかもしれませんけど…。
行先は欧州で、私の英語は「ディスイズアペン、○○プリーズ」 レベルです。

1.とにかく「さびしい」
現地に降り立ってまず戸惑ったのは、予想外の「さびしさ、心細さ」でした。
以前にツアー旅行で訪れた国なのに、それでもさびしいし不安だらけ。

当たり前だけど私のことなど、誰も気にも止めないし、私も頼れる人がいない。
ハッキリ言って、スリなどの軽犯罪に逢うリスクよりも
「さびしさ、心細さ」からくる
心労のほうがよっぽどしんどかったです。
「念願の海外一人旅だぞっ、ワーイ!」なんて心境はこれっぽちもありませんでした。

2.先方のせいで言葉が通じなくても、私のせいになってしまう
私の語学力は確かにダメダメでした。
しかし、先方の訛りがキツかったり、声が小さくて
何を言ってるのか解りようもない時もあります。
それでも「アンタ英語わからないのかッ?」みたいな空気になるのです(涙)。

3.トイレ無し部屋は使いづらかった
宿泊先のホテルで1日だけ、トイレ無しの部屋になった事がありました。
シャワーは室内ですが、トイレは室外の共同トイレを使うのです。
はじめは「女だからシャワーは室内にあってよかった♪」と思いましたが
結果は「トイレ無し部屋は二度とゴメンだぜ」という結論に至りました。

左:階段の踊り場にある共同トイレ。この中にはシャワーもありました。
右:室内のシャワー

なぜなら、一日のうち、使用頻度が多いのはトイレだからです。
夜中に尿意で目が覚めることはありますが、
シャワーが浴びたくなって目が覚める、というのはありません。
夜中に部屋の外へ出て共同トイレへ行くのは、かなり怖いです。

普通の時間帯でも、廊下で話し込んでる人達がいて
トイレへ行きたくても部屋から出づらいという状況がありました。

「日本のホテルの廊下で、日本人が話してる」なら気にならないですよ。
「外国のホテルで外国人」がというのは、ちょっとビビるじゃないですか。
特に私のような海外旅行ド素人にとっては。

4.自分にもしもの事があってもすぐに気付いてくれる人がいない
例えばツアー旅行で、夕食の時間にツアー客の一人がいなかったら、
周囲の人や添乗員が異変に気づき、何等かの対処がすぐにされるでしょう。

しかし、一人旅ではそうもいかない。
宿泊客が帰ってこなかったらホテルの従業員は異変に気付くかもしれないけど、
もしそいつがイイカゲンなヤツだったら…?
「日本人客が帰ってこないけど宿泊料金は貰ってるし知らんわ。」
と思っちゃったら…?
自分に何かあっても、気付いてくれる存在がいないので
対処がどんどん遅れかねません。

「私の異変に気付いてくれる人がいない」というのも
私が現地に降り立って初めて実感し愕然とした事でした。

ネガティブなことばかり書きましたが、もちろん楽しいこともありましたし、
現地の人の優しさ、明るさ、暖かさにふれられたこともありました。

当時の私は「海外旅行一人旅で人生が変わる」という考えを持ってたり
人に「ツアーじゃなくて一人旅してみなって!」言われ影響されていたのです。

なので「海外旅行一人旅 」のイメージがふくらみすぎていたので、
実際の現実とのギャップが強くなってしまったというのもあると思います。
ただ、「海外旅行一人旅 」をした経験によって、
海外(特に欧州)への無駄な憧れは無くなりました。
ある意味人生変わりましたね。

これからもし海外旅行へ行くんだったら、
同行者(出来れば海外慣れした人)がいる状況か、
ツアー旅行で行きますね。
もう一人旅はコリゴリです。

皆様も、海外旅行へ行く時は
自分のキャパに合ったプランで行きましょう。

「楽しい」は身と心の安全を確保されて初めて感じられる感情なんですよ。
極端な例ですが、猛獣が潜んでるジャングルの中に身一つで放り込まれて
「ダイナミックな自然の息吹を楽しんでください」と言われて
ワクワクできますか^^;?

「海外旅行は一人にかぎる」とか
「ツアー旅行は海外旅行じゃない」という意見もありますが、
そんなのはほっときましょう。
そういう意見を言った人達が責任とってくれるわけじゃないんでね。