こん☆たの

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カウンセリングのリスク・危険性

カウンセリングのリスク・危険性…
それは「カウンセリングは密室で行われる」ということです。

もちろん、カウンセリングという性質上、話しづらい内容を話すこともありますので、密室であってほしいと思います。
しかし、密室ということはリスクもあるわけです。

たとえばカウンセラーがクライアントに不適切な発言をしたり間違った対応をしたとします。ちょっと言葉を間違えたとかではなく、人としてどうよというレベルの。

しかし、クライアントがその被害をカウンセリング機関の本部なり、外部なりに訴えても、証拠がないので立場が弱いわけです。
密室だから目撃者がいないし、カウンセリングという性質上、録画や録音は出来ないからです。(やろうと思えば出来ますが状況的に難しいです)

被害を訴えてもカウンセラー側でうやむやにしようと思えば出来てしまうわけです。
うやむやとまでいかなくても「言った、言わない」「そんなつもりではなかった」でモメてしまうことはあり得ます。何しろ目撃者も証拠もないのでね。
もしくはクライアントはカウンセリングという場所に来るぐらいだから、精神的に弱っていた故に被害妄想の症状が出ているという解釈だってされかねません。カウンセリングの本部だって、クライアントよりは身内であるカウンセラーの味方をしたいかもしれませんしね。

あと、密室ゆえのリスクをもう一つ。
人目に触れないからこそ、カウンセラーの発言や行動がエスカレートしてしまう可能性があります。たとえばカウンセラー自身が不適切な発言をしてクライアントを怒らせたり泣かせたりしたら、周囲の目があるとまずいです。だから自然と発言の内容にも気を付けると思います。
しかし、密室だと人目はありませんし、クライアントにとってカウンセラーは一種の権威です。(両者に上下関係は無い…と言いたいところですが、やはりうっすらとあります)
なので、変な言い方ですがカウンセラーはやりたい放題できてしまうわけです。例えば上から目線で発言したり、クライアントを追い詰めるような厳しい発言をして相手を不必要に泣かせてしまうことも出来ますし「それが自分のカウンセリングスタイルだから」と言おうと思えば出来てしまうんです。

そして、密室なのでそんなカウンセラーを他者が客観的に見て評価なり指導なりをする機会もほとんどありません。クライアントが被害を訴えたところで証拠もないので事態はウヤムヤになってしまうかもしれません。ますます、ネガティブスパイラルになるわけです。

現状のカウンセリングのリスクや危険性について、どう改善すればよいのか…というのは私にもわかりません。
新人のカウンセラーについては、クライアントの許可をとったうえで、対応を録音や録画をする、その代わり料金は低くする…とか?うーん…。

とりあえずクライアントとして出来ることは、「このカウンセラーはなんだか変だな、嫌だな」と感じたら、もうその人とは話さないことです。どんなに心が弱っていても、自分の身は自分で守るという冷静さ、強さを持っていることですかね。なかなか難しいですけど。私はそれぐらいしか思いつかないです。

ちなみに、自分の心が弱っていたり辛い状況にいるときほど、変な奴や変な情報に引っ掛かりやすいです。「溺れる者は藁をも掴む」って言うでしょ。寂しい人が結婚詐欺に引っ掛かったりとかとかね。ほんと、嫌になっちゃいますね。。