こん☆たの

こんなことをたのしんでます、というブログ

海外旅行で多少の差別はしょうがないのかもと思う その2

ヨーロッパのレストランに行ったら変な席に案内された
店内でアジア人ばかりの一角に座らされた

という経験談を聞いたことがあります。
これも腹立たしいと思いつつも、仕方ない面もあるかなあと私は思うのです。

昔、団体旅行でパリへ行きました。
夕食は現地のレストランで団体で食べていたのですが、そこへパリ在住と思われる初老の女性が入店しました。そして我々が視界に入った途端「おーヤダヤダ」みたいな表情をしたのです。
すかさず調子のいいウェイターが「日本人は好きじゃないですか(ヘラヘラ)?」と女性のご機嫌を取っていました。
※私は簡単なフランス語はわかるのだ^^

もちろん、初老の女性もウェイターもひどいなあという見方も成り立つっちゃ成り立つのですが、しかし彼らの心境もわからないではありません。。

(あと、イタリアへ団体旅行した時も、やはり団体で食事をとっていた時に、別のテーブルにいた多分現地人の女性が「アイツら何?!」みたいな戸惑いの表情をしていました。個人で現地の飲食店に入ったときも、隅っことか観光客はこっちに集めとくんだろうなと思われるポジションに案内されたこともあります)

たとえば、あなたは洒落た雰囲気の和食屋で夕飯をとることにしました。予約なんかも取っちゃったりして。
そして店内に入ったら、いかにも一見さんの騒がしい外国人観光客ご一行がいたら
ちょっと萎えませんかね?私はイヤです^^;
回転寿司とかカジュアルな店ならいいですけどね。

ほら、よく海外の観光地の感想で「この辺は日本人もあまり来ないのでいいですよ」とか「どこへ行っても日本人だらけでした」みたいなコメントがあるじゃないですか。
特に欧米圏で白人じゃない人が多いと雰囲気がちょっとなあというのは本音として誰でもあると思うんです。というか日本人が日本人に対してそう思ってるんだし。

だから、パリのレストランで現地女性が我々に対して見せた表情は、無理もない心境だと思います。まあ、嫌悪感を隠さないで表に出すんだなあとは思いますが。

現地の飲食店としては、観光客も収入源の一つではあるし対応するけど、現地人との摩擦は避けたいし「あの店は観光客だらけで落ち着かない」みたいな印象を持たれたくないかもしれません。心境的にも観光客よりは同胞の現地人を優先したいというのもありそうです。あとは差別云々ではなく、観光客は一角のエリアにまとめて座らせたほうが対応が楽というのもあるのかなあ。知らんけど。

うーん、だから少しビミョウな席に案内されたり、外国人観光客でまとめられた席に座らされても、多少は仕方ないのかなと思います。そこに過敏になって差別だ何だど腹を立ててもね。モヤモヤするけどね。
ただ、トイレのそばとか、厨房の近くで騒がしい席とか、明らかにヒドイ時は抗議していいと思いますけどね。幸い、私は海外の飲食店でそこまでの目にはあってません。