こん☆たの

こんなことをたのしんでます、というブログ

求職者支援訓練の就職・面接指導のお粗末さ(職業訓練)

私が通っていた求職者支援訓練校について書いています。他の訓練校では違ってたりするかもしれないことをご承知おきください。

求職者支援訓練のパンフレットやWEBサイトで「就職まで手厚くフォロー!」とか「プロのキャリアコンサルタントの面接指導!」みたいなことが書いてあります。
でもこれはあまり期待しないほうがいいですよ。実態はお粗末である場合もありますから。私の通ってた訓練校がそうでした。

私はWEB系の訓練校に通っていました。WEBやデザインなどクリエイティブ系の面接にはポートフォリオ(作品集)が必須です。しかし、ポートフォリオについてのレクチャーはなし。「面接にはポートフォリオ作って持って行ってね、ポートフォリオについての本もあるから見てね」というだけ。
面接については、履歴書はPCで作れとか白髪があると疲れて見えるから染めろとか表面的なことしか言わない。しまいには「やっぱ面接はコミュニケーション能力だから」とな。いや、コミュ力が必要なのは解ってるって。
てかコミュ力って具体的になによ。何も言ってないのと同じだよそれは。訓練校に来てるからこそ業界ならではの面接対策や情報を聞きたいんですけど。

そして訓練校にはキャリアコンサルタントが一人担当につきます。その人が書類や求人の応募、面接対策についてアドバイスをするんです。
私の訓練校の担当コンサルタントWEBとは全く畑違いの業界で働いていた70代の老人でした。
リタイア組の再就職もしくは天下りかと思ってしまいました。
業界は畑違いでも社内のWEB担当者と接点があったとかではなく、本当にWEBとは無関係、無縁の世界で仕事してきた人でした。

自分よりもWEBの知識がない業界未経験の老人に何を相談しろと…。
キャリコンは完全に時間の無駄でした。キャリアコンサルタントのシステムを(更に言えばジョブカードの存続のため)存続したいお上の事情に付き合わされてる感じでした。

あと、デザイナー職にも「制作会社」と「インハウスデザイナー」という違いがあることを私は卒業して2か月後ぐらいに知りました。ネットでいろいろ調べて自分でその違いに気づいたんです。
おいおい、こういう業界ならではのこと、知らないと結構困るじゃん。ただ闇雲に求人に応募してもエネルギーの無駄遣いだし採用されてもミスマッチの危険があるよ。PCで履歴書作れとか白髪がどうとか、そんなのはマニュアルでも作って読ませとけばいいんだよ。
訓練校は「解ってない人」が来るところで訓練校は教えるのが役割なんだから、教えてもらわないと知りようがないじゃんか。

ポートフォリオの制作指導とか、デザイナー職の種類とか肝心なことは何も言わず、無駄なシステムの存続のために訓練生の時間を使うというお粗末さ。
なのに「君たちは税金で学んでいるんだからちゃんと就職してくださいね」って…。私は心底あきれました。ていうか訓練校の講師をしてるって時点で、講師も税金を使う環境の片棒担いでるんじゃないんですかね…。

なので、訓練校のパンフなどに書かれている「就職できるようにサポートします」という類の文言はあまり期待しないほうがいいです。
自分でも就職ノウハウの情報を調べたり、面接は別の場所で指導を受けるなどいろいろ行動する気概を持つのがおすすめですよ。