こん☆たの

こんなことをたのしんでます、というブログ

高梨選手のメイク報道に対する周囲の反応について思ったこと

女子スキージャンプの高梨選手の化粧した顔が話題になっている。

この件で「20ぐらいの歳なら化粧するでしょ!」「アスリートは化粧しちゃいけないの?」と怒ってる人は誤解をしている。

報道で「アスリートなのに化粧するなんてけしからん!」と言われてないからだ。

怒ってる人は自分の心の中にある何かを報道に投影しているんでしょう。
怒ってる本人自身が20歳ぐらいの頃に化粧して怒られた、綺麗になりたくて何かやったら笑われた、アスリートはオシャレしてはいけないスッピンでいなければならない(そうしなければ怒られる)という信じ込みがあるんです。 
その信じ込みとくっついている心の痛みが怒りの発生になっているのだと思います。

あと「メイクでケバくなるのは誰でも通った道でしょ」という意見もありましたが、
すいません、私はあのような化粧をしたことはありません。
(でも緑のアイシャドウや赤のアイラインを引いてたことはあったな。やっぱり通ってた?)
まあとにかく、なぜ自分や周囲がそうだったから他のみんなもそうだと思うのでしょうか? 
短絡的ですね。

べつにいいと思いますよ、アスリートが化粧やオシャレしたって。
女子レスリングの選手が髪をコーンロウにしたり、陸上の女子選手で頭に花をいっぱいつけてる人もいましたよね。 

ただ、本人やその場の雰囲気に合っているかは大切だと思うんです。
それはアスリートじゃない一般人だって当てはまりますよ。
職場によって明るい髪色やヒゲはダメとかピアスNGという決まりがあって、そこで働く人はそれに従わなければならないとかあるじゃないですか。
ギャルメイクで事務仕事をしても仕事自体に直接の悪影響はないですよ。でも一般的な会社でまつ毛バシバシのギャルメイクしてる人がいたら違和感があります。
「俺は営業成績No1だから金髪でもいいっしょ?」という男性社員の希望を通す会社も普通はないですよ。

高梨選手の化粧はアスリートっぽくないうえ、ご本人のかわいらしいイメージに合わない濃いメイクだったので、びっくりした人もいるし変な注目のされかたをしてしまったと思います。
せめて、競技の時など人前に出る時は就活メイクのような控えめな化粧にすればいいのになあと思いました。