こん☆たの

こんなことをたのしんでます、というブログ

派遣会社の中抜きに怒る意味がわからない

「派遣会社は給料をピンハネしている」
という言葉を聞くことがあります。

それは派遣会社からA社に派遣されて働いてる人の給料が
派遣会社からピンハネ(中抜き)されているということです。
派遣社員の給料はA社から派遣会社に払われ、そこからある程度の金額を派遣会社が差し引いたあとに、派遣社員へ給料として払われるという流れです)

そして、この中抜きについて「けしからん」と怒る人がいるんですけど
私は正直怒る意味がよくわかりません。
「いい気分はしないな」ぐらいならともかく、派遣会社はピンハネして卑怯だ社会悪だとばかりに怒るのは意味不明です。
「カフェでコーヒー飲んだらお金取られた!」と言っている人を見ているような気分になります。

派遣会社は商売でやっているのであってボランティア団体じゃありません。
「限られた雑用をやってくれる人をコストをかけずに雇いたい」という企業と、
「会社に縛られずに限られた範囲で働きたい」という人をマッチングするという労働をしているんです。派遣会社がその労働の対価は得るのは当たり前です。
カフェでコーヒーを注文したらコーヒー代が取られるのと同じです。「給料の中抜き」というやり方をするのは悪い事でもなんでもありません。
派遣会社の中の人だって自身や家族の生活費をまかなわなければならないんです。
中抜きをしなかったらどこで労働の対価を得ればよいのでしょうか。

それに自分自身だって求人票の時給を見て納得して派遣で働いているはずです。
なにも求人票の時給から、さらに引かれているというわけじゃないですよね。
中抜きが嫌だったら、直雇用で自分が納得できる給料をもらえる職を探せばいいんです。

職探しを派遣会社に投げて、派遣会社が準備した雇用に乗っかっておきながら「中抜きするなんて」と怒るのは思慮が浅いというものです。
「カフェでコーヒー飲みたいけどお金は払いたくない」なんてのが通用しないのと同じです。

派遣会社の中抜き率が違法だったとか、求人票に提示されていた時給からさらに引かれていたというなら怒って当然だと思いますが、派遣で働くなら合法の範囲の中抜きは受け入れるものだと私は思っています。

婚活パーティーは「ヤバい人」が行くところなのか?

婚活パーティーに行くのはモテなくていかにも結婚出来なさそうな「ヤバい人」が行くところ?
いやいや、一概にそうとは言えません。

私はかつて婚活パーティーに参加したことがありますが、
「なぜこの人が独身なんだろう??」と思いたくなるような感じの人が男女共にいました。

まあ、たしかに「ヤバい人」もいましたけどね^^;
でも参加者全員ではありません。

あるパーティーで可愛らしい女性参加者(黙ってたら彼氏or旦那がいるようにしか見えない)と話す機会があったのですが、彼女曰く
「職場は女性だらけで、職場と家の往復なので出会いの機会がない」との事でした。

あと婚活パーティーやネット婚活を経て結婚したという女性にも会ったことがありますが、彼女もごく普通の清楚な女性という印象で、どこにも「ヤバい人」な要素はありませんでした。

というわけで、婚活パーティーに行ってみたいけど迷っている人は行ってみてください。行ってみてもイマイチだったら止めればいいんですし。
んで、行ったこともないのに「婚活パーティー行く人ってさあ…(笑)」みたいにバカにする人は痔が出来る刑に処しますッ!

ちなみに参加料金が高いほど「ヤバくない人」の割合は多くなります。
まあ、そんなもんですよ。。

カウンセリングのリスク・危険性

カウンセリングのリスク・危険性…
それは「カウンセリングは密室で行われる」ということです。

もちろん、カウンセリングという性質上、話しづらい内容を話すこともありますので、密室であってほしいと思います。
しかし、密室ということはリスクもあるわけです。

たとえばカウンセラーがクライアントに不適切な発言をしたり間違った対応をしたとします。ちょっと言葉を間違えたとかではなく、人としてどうよというレベルの。

しかし、クライアントがその被害をカウンセリング機関の本部なり、外部なりに訴えても、証拠がないので立場が弱いわけです。
密室だから目撃者がいないし、カウンセリングという性質上、録画や録音は出来ないからです。(やろうと思えば出来ますが状況的に難しいです)

被害を訴えてもカウンセラー側でうやむやにしようと思えば出来てしまうわけです。
うやむやとまでいかなくても「言った、言わない」「そんなつもりではなかった」でモメてしまうことはあり得ます。何しろ目撃者も証拠もないのでね。
もしくはクライアントはカウンセリングという場所に来るぐらいだから、精神的に弱っていた故に被害妄想の症状が出ているという解釈だってされかねません。カウンセリングの本部だって、クライアントよりは身内であるカウンセラーの味方をしたいかもしれませんしね。

あと、密室ゆえのリスクをもう一つ。
人目に触れないからこそ、カウンセラーの発言や行動がエスカレートしてしまう可能性があります。たとえばカウンセラー自身が不適切な発言をしてクライアントを怒らせたり泣かせたりしたら、周囲の目があるとまずいです。だから自然と発言の内容にも気を付けると思います。
しかし、密室だと人目はありませんし、クライアントにとってカウンセラーは一種の権威です。(両者に上下関係は無い…と言いたいところですが、やはりうっすらとあります)
なので、変な言い方ですがカウンセラーはやりたい放題できてしまうわけです。例えば上から目線で発言したり、クライアントを追い詰めるような厳しい発言をして相手を不必要に泣かせてしまうことも出来ますし「それが自分のカウンセリングスタイルだから」と言おうと思えば出来てしまうんです。

そして、密室なのでそんなカウンセラーを他者が客観的に見て評価なり指導なりをする機会もほとんどありません。クライアントが被害を訴えたところで証拠もないので事態はウヤムヤになってしまうかもしれません。ますます、ネガティブスパイラルになるわけです。

現状のカウンセリングのリスクや危険性について、どう改善すればよいのか…というのは私にもわかりません。
新人のカウンセラーについては、クライアントの許可をとったうえで、対応を録音や録画をする、その代わり料金は低くする…とか?うーん…。

とりあえずクライアントとして出来ることは、「このカウンセラーはなんだか変だな、嫌だな」と感じたら、もうその人とは話さないことです。どんなに心が弱っていても、自分の身は自分で守るという冷静さ、強さを持っていることですかね。なかなか難しいですけど。私はそれぐらいしか思いつかないです。

ちなみに、自分の心が弱っていたり辛い状況にいるときほど、変な奴や変な情報に引っ掛かりやすいです。「溺れる者は藁をも掴む」って言うでしょ。寂しい人が結婚詐欺に引っ掛かったりとかとかね。ほんと、嫌になっちゃいますね。。

海外旅行で多少の差別はしょうがないのかもと思う その2

ヨーロッパのレストランに行ったら変な席に案内された
店内でアジア人ばかりの一角に座らされた

という経験談を聞いたことがあります。
これも腹立たしいと思いつつも、仕方ない面もあるかなあと私は思うのです。

昔、団体旅行でパリへ行きました。
夕食は現地のレストランで団体で食べていたのですが、そこへパリ在住と思われる初老の女性が入店しました。そして我々が視界に入った途端「おーヤダヤダ」みたいな表情をしたのです。
すかさず調子のいいウェイターが「日本人は好きじゃないですか(ヘラヘラ)?」と女性のご機嫌を取っていました。
※私は簡単なフランス語はわかるのだ^^

もちろん、初老の女性もウェイターもひどいなあという見方も成り立つっちゃ成り立つのですが、しかし彼らの心境もわからないではありません。。

(あと、イタリアへ団体旅行した時も、やはり団体で食事をとっていた時に、別のテーブルにいた多分現地人の女性が「アイツら何?!」みたいな戸惑いの表情をしていました。個人で現地の飲食店に入ったときも、隅っことか観光客はこっちに集めとくんだろうなと思われるポジションに案内されたこともあります)

たとえば、あなたは洒落た雰囲気の和食屋で夕飯をとることにしました。予約なんかも取っちゃったりして。
そして店内に入ったら、いかにも一見さんの騒がしい外国人観光客ご一行がいたら
ちょっと萎えませんかね?私はイヤです^^;
回転寿司とかカジュアルな店ならいいですけどね。

ほら、よく海外の観光地の感想で「この辺は日本人もあまり来ないのでいいですよ」とか「どこへ行っても日本人だらけでした」みたいなコメントがあるじゃないですか。
特に欧米圏で白人じゃない人が多いと雰囲気がちょっとなあというのは本音として誰でもあると思うんです。というか日本人が日本人に対してそう思ってるんだし。

だから、パリのレストランで現地女性が我々に対して見せた表情は、無理もない心境だと思います。まあ、嫌悪感を隠さないで表に出すんだなあとは思いますが。

現地の飲食店としては、観光客も収入源の一つではあるし対応するけど、現地人との摩擦は避けたいし「あの店は観光客だらけで落ち着かない」みたいな印象を持たれたくないかもしれません。心境的にも観光客よりは同胞の現地人を優先したいというのもありそうです。あとは差別云々ではなく、観光客は一角のエリアにまとめて座らせたほうが対応が楽というのもあるのかなあ。知らんけど。

うーん、だから少しビミョウな席に案内されたり、外国人観光客でまとめられた席に座らされても、多少は仕方ないのかなと思います。そこに過敏になって差別だ何だど腹を立ててもね。モヤモヤするけどね。
ただ、トイレのそばとか、厨房の近くで騒がしい席とか、明らかにヒドイ時は抗議していいと思いますけどね。幸い、私は海外の飲食店でそこまでの目にはあってません。

海外旅行で多少の差別はしょうがないのかもと思う

少し危険な話題かもしれません。

ヨーロッパへ海外旅行したときに人種差別を受けた経験があります。
まあ、差別とまではいかなくても嫌な対応をされたり。
そのような経験をした日本人は多いと思います。
現代でも残念ながらそういうことはあります。

もちろん、差別をしてきた人を腹立たしく思うし
今思い出してもすごく嫌な気分になります。
日本人を嫌いなのは仕方ないけどそれを表にストレートに出すのかって感じです。

しかし、今になって、多少の差別的感情を表に出されても仕方ない面もあるような心境にもなりました。

ここ数年、日本で外国人観光客が増えてきて、私が買い物に行く繁華街も明らかに観光客が増えました。アジア人観光客専用のショップまで出来たし、行きつけだったマツキヨもアジアン専用みたいな雰囲気です。

で、一見さんの観光客は、初めて見る不慣れな日本の繁華街で、物珍しさもあるので、スーツケースもってキョロキョロ歩いてます。スーツケース持ってなくても、集団で固まってたりレジが長蛇の列になってたりするわけです。
正直、ちょっと邪魔っけなわけです^^;
テーマパークとか観光地ならともかく、こちらの生活圏にまで大人数でお出ましになられると、時と場合によってはウザいわけだ。
かのアジア観光客専用ショップの前では、観光バスの乗り降りや観光客が出入口に溜まってて、外の通路の混雑の要因になってたりもします。

つまり、ここ数年の自分の生活圏で観光客が増えたことにより、ヨーロッパで人種差別をかましてきた連中の気持ちが少しわかりました。
人種差別行為を許容するわけではありません。外国人を内心は嫌っていてもそれを表に出してぶつけるのは論外です。
しかし、外国人観光客に対して、常に心優しい気持ちでいろというのも厳しいよなあと思いました。
それに、ヨーロッパの観光地は外国人観光客が私の生活圏よりも多いだろうし。内心、観光客をうっとうしく思っているヨーロッパ人も少なくないだろう。

自分が普段使用している地下鉄の切符売り場で買おうとしたら、先に外国人観光客がモタモタ切符買ってたら、ちょっとイラついちゃうと思います^^;

ましてや、アジア人はどうしても見下されがちな面があるしね…(涙)

職業訓練で友達を作りたい人の必須アイテム

それは「LINE」です。

職業訓練内で友達を作りたい、仲間がほしい、誰かと絡みたいなら、LINEはあったほうがいいです。
LINEのほうがメールより手っ取り早く交換できて、メッセージのやりとりも簡単だからです。

もちろん、LINEの有無で人間関係の良し悪しが左右されたり、「LINEを持ってないから友達になれない」なんて大人がいたらアホだとは思います。
しかし、キッカケやつながりやすさという点ではLINEがあればハードルはだいぶ低くなるんです。

ちなみに私はLINEはやっていなくて、メールのみの人でした。
それでもメールを交換した人はいましたが、結局、連絡はすぐに疎遠になりました。
(そもそも、私が他の訓練生とそれほど絡みたくなかった、というのもあります)
それにLINEで絡んでる人たちと比べて、メールだけの私はどうも後回しっぽくなってもいました。

といっても、これは先方にイジワルをされたとかではないんです。
やっぱり、LINEの手軽で便利なやりとりに慣れてしまうと、メールだけの人はなんとなく後回しになるような気持ちに自然となってしまうんだと思います。
LINEはグループ化すると便利なんですよねきっと。やったことないからよくわかんないけど^^;

たとえば、自宅で家族と同居していて連絡先は固定電話だけの人と、携帯電話を持ってる人、どちらかに電話で連絡しろと言われたらどっちを選びますか、ということです。
固定電話だけの人が嫌いなわけじゃなくても、ほとんどの人が携帯電話の人のほうが連絡するのに楽だと思います。

というわけで、訓練校で友達を作りたい人はLINEは必須と言っていいアイテムです。
なんとなく敬遠して持ってなかった人は、あきらめてID持ちましょう(笑)
私のように友達作りたくない、誰とも絡みたくないという人はLINEあってもなくてもお好きなように。

ただ、そんな私でも他の訓練生たちがID交換しようとか、みんなをグループ化しようとワイワイ盛り上がっているのを傍目で見ているのは、ちょっと心にきました…。

結局、職業訓練ってどうなのよ? その3

WEB系の訓練校ならではの内容を書きます。

本当に未経験者だけど授業についていけるのか?

 大丈夫です。私が未経験者でしたけどついていけました。かなり昔にIllustrator, Photoshopを独学で触ってたことがありますが、10年くらいブランクがありましたし、WEBの仕事自体はほんとうに未経験でした。ほかにも未経験者はいましたが、ちゃんとついていってましたよ。
ただし「楽についていける」わけではないです。必死についていくぞ、理解できなかった部分は質問したり、自宅で復習するぞ、という気概は必要です。ちなみに業務経験者の人も生徒にいました。未経験者ほどではないにせよ、彼らも授業についてゆくのに必死でした。

PCが苦手でも大丈夫か? 
入力は指1,2本でやる、ローマ字入力ができない、ダブルクリック、コピペなどの意味が分からないというレベルだと訓練についてゆくのが厳しいし成り立たないと思われます。そのような状況で訓練校に合格できても、授業についてゆく以前の問題になってしまいそうです。
スピードはあまり無いけどタッチタイプが出来る、メールのやり取りや、ネットサーフィンに慣れているなら大丈夫でしょう。

Illustrator, Photoshopのソフトは購入したほうがいい?
出来れば購入をお勧めします。訓練校での授業でソフトの使い方や課題の内容マスターして完結させるのは厳しいですよ。自宅でも復習できる環境を整えておくほうが望ましいです。
それに課題もあるので、自宅でも課題を進めて時間に余裕を持っておくほうが精神衛生上よろしいです。
授業終了後に30分居残り出来たりもしますけど、授業が終わったらとっとと帰りたくないですか?私だけ^^;?
ちなみに職業訓練校生は学割でAdobeのソフトを購入できます。詳細は訓練校に聞いてみてください。私は求職者支援訓練でしたが、電気店で購入時に就職支援計画書(だっけ?)をレジで見せてアッサリ購入できました。

WEB系の訓練校の生徒って年齢層若い?
意外とそうでもなかったです。20代~40代にまでバラけていました。WEB系なので、20代中心、下手したらウェーイ系の専門学校生の集団みたいな雰囲気だろうかと、30代の私はびびっていたのですが、実際には私と同じくらいの人もいましたし、20代の人も落ち着いた人たちばかりだったのでホッとしました。
私より前に卒業した人の中には60代の人もいました。(その人は業界経験者です)
ちなみにほかの訓練校でも、訓練生は20~40代くらいの感じでした。(訓練校を見学したときに実際の様子を見ました)

訓練生はどんな人たちがいるの?
未経験者は「WEBの仕事に興味あるけどスキルがないので学んで就職を目指したい」という人、実務経験者は「ちゃんと基礎から学びなおしたい」「ブランクがあるので再就職に不安」という人がいました。しかし、前職はWEBデザイナーでした、という人もいて、正直、おいおい…と思っちゃいましたけど。君の枠を未経験者にゆずってやれ~!まあ、皆それぞれ事情がありますしね。訓練校としても就職させる人数を増やすためには未経験者ばかりでは心もとないのかもしれませんし。

WEB系の資格・検定って意味あるの?
WEB系の資格や検定を取得したからといって、就職にすごく有利になるというわけではありません。少なくとも「就職が楽になる切符」にはなりません。
実務未経験で検定合格なしでも就職した人はいますし、企業の採用担当者が検定の存在を知らないということもあるそうです。
でも、まったく無意味、無用の長物というわけでもありませんよ。
とくに実務未経験者はどうしてもアピールする内容が薄いものになりがちです。そこでWEB系の検定などに合格していれば、最低限のスキルはあるよという保証、アピールにはなるわけです。
あと、検定に合格するために勉強をするので、これのおかげでIllustrator,Photoshopの使用スキルが結構身に付きます。授業ではやらなかったこと、気づけなかったことも、検定のための勉強で結構身に付きました。検定に合格してもしなくても、勉強をすることによってスキルがより身につくんです。
なので、検定は「就職が楽になる切符」ではありませんが、得るものだって十分にありますので、興味がある人はぜひチャレンジしてみて損はありません。

結局、職業訓練ってどうなのよ? その2

パンフレットに書かれている「就職率○○%!」というのは本当?

嘘ではありませんが、言葉半分くらいに捉えておくほうがいいです。
そのパーセントの中身は、バイトや派遣で就職した人、訓練校の内容とは違う業種に就職した人も含まれている可能性が高いからです。訓練校の内容の業種に正社員で就職した人だけの数字とは思わないほうがいいです。
後述しますが、異業種だろうがバイトだろうが、雇用保険に加入していればハロワは「就職」と見なすのでパンフレットの数字も嘘ではないんです。訓練校もいろいろ必死なんですね…。


訓練校に通ったら必ず就職をしないといけないの?

必ず就職しろという規則のようなものはありません。卒業後、3か月以内に就職するように言われますが、それが達成できなかったとしても訓練生へのペナルティはありません。
しかし、自分が訓練校へ合格した代わりに、もっと切実に就職をしたかった人や、自分より熱心な人が、何かの間違いで不合格だったという背景もあるかもしれません。
それを考えると「ペナルティはないんだ、じゃあいいや」ではなく、やはり就職をするべきだと思います。
ちなみに卒業後に就職していない場合は、3か月間は訓練校からの追跡調査がありますし、月一でハローワークへ面談にも行かないといけません。面倒ですね。

卒業後の進路は正社員を目指さないとだめなの?

雇用形態は不問です。契約、バイト、派遣などなんでもよいです。ただし「就職した」と見なされるには雇用保険へ加入していることが必要です。例えばバイトだけどフルタイムなら雇用保険の加入対象になるので「就職した」とみなされます。(ハローワークでそのように認定されます)

 

なぜ「雇用保険」へ加入する働き方を推しているの?

ハローワークでの就職の定義は「雇用保険に加入していること」が条件になっています。雇用保険に入っていればバイトでも派遣でもいいわけです。
そして就職した訓練生の人数が多ければ多いほど、訓練校の実績(実力)となり、就職させた人数分だけお金も訓練校に入ってきます。
つまり、いかに多くの訓練生を就職させるかが、訓練校の存続に関わってくるわけです。だから訓練校は就職しろしろとうるさいわけです。しかし「バイトでも訓練校の内容とは無関係の仕事でもいいから就職しろ」とまでは言わない…(笑)

訓練校の内容とは無関係の仕事へ就職はダメなの?

問題ありません。たとえばWEB系の訓練校に通ってたけど普通の事務職に決めた、介護の訓練校に通ってたけどコンビニのバイトにした、というのもOKです。異業種へ就職したとしても雇用保険の加入対象であれば「就職した」と認定されます。
訓練校の内容とは違う業種を選んだからといって、お咎めなどもありません。言い方は悪いですが、訓練校としては生徒がどんな形にせよ「就職」さえしてくれれば用済みなので。
就職が決まった時に所定の用紙を書きますが、そこに正直に記入してシレッと提出すればいいです。訓練校側に何か言われることもまず無いと思います。

まだ訓練の途中だけど就職が決まったので退校したい

まったく問題ありません。むしろ訓練校は喜びます。訓練途中の退校でも就職によるものならば、訓練校の実績になるからです。あなたにやる気があるなら、訓練中でも、ちゃっちゃと就活して就職退校しちゃいましょう。

結局、職業訓練ってどうなのよ?

私が通っていた求職者支援訓練(WEB系)について書いています。訓練校によって違いもあると思いますのでご参考までに。

訓練校へ通えば就職できるのか?

訓練校へ通うことで就職が約束されるわけではありません。「求人情報を見てね」と言われるだけで、具体的な求人の紹介やあっせんはありませんでした。やはり就職するための努力(就職活動)は必要です。ただボーッと出席してカリキュラムを消化しているだけでは就職はできません。エスカレーター式に就職はできません。

授業のレベルや質はどうなの?無料だからそれなりなのでは?

レベルや質は一定以上のものはありました。基礎レベルから実践的な制作までやっていました。決して「無料だからそれなり」とか「市販のテキストで独学でも学べることしかやらない」ということはありませんでした。ちゃんと通って学ぶだけの意義はあります。わからないことは講師に聞けるので独学より挫折のリスクも低いのがメリットです。
ただ、実際の職場でもすぐに問題なくスイスイこなせるレベルではないと思います。あくまでスタート地点に立てる、求人に応募しても場違いにならないだけのものは身につく感じです。仕事でも何がわからないかを質問できて、相手の言っていることの意味が解るレベルには持っていけるという感じです。
とはいえ、訓練校で学んだことは実際の仕事では役に立たないというわけでもないので、その辺は心配いりません。 

就職のサポートはちゃんとしてくれるの?

サポートは一応ありますが、あまり期待はしないほうがいいです。自分から積極的に講師に質問する、訓練校以外の場所でも就職のサポートを受ける、就職の情報をいろいろなところから調べるなど、自発的な行動が必要です。ボケっとしてると放置されてしまいます。とはいえ、自分から積極的に質問などをする人へのサポートはちゃんとあるということです。
あと、訓練校によっては、面接でのアピール対策をしっかりやるところもありますよ。(学校によってカリキュラムのどの部分に力をいれているか違いがあります)
「プロのキャリアコンサルタントのサポート」というものはまずアテにしないほうがいいです。定年後の再雇用組みたいな人や業界未経験者がキャリコン担当者だったりするからです。訓練校の生徒のためというより、キャリコンの雇用とジョブカードの存続のために設けられたシステムみたいなものです。巻き込まれる生徒にとっては迷惑…。

企業実習って何やるの?

訓練校のOB(もしくはOG)が講師として訓練校にきて授業を行うという内容でした。
授業の内容はいままでのカリキュラムの延長のような感じ。授業時間もいつもどうりでした。「企業実習」というと、実際の企業へ行ってそこでの仕事をさせてもらうようなイメージですが、私の訓練校ではそうではありませんでした。
正直、これはいつもの授業じゃん、ぜんぜん「企業実習」じゃないじゃん、て感じでした。ただ、私を含め、意識の低い訓練生はこのくらいでちょうどい…ゲフンゲフン。
企業実習のやり方も学校によって違うと思いますので、気になる人は事前に問い合わせてみるといいでしょう。

訓練中はバイトはできるの?

バイトは出来ますが、注意が必要です。
雇用保険に入らない勤務ならバイトは可能です。雇用保険に入る勤務だとバイトといえども就職したという判定になり、職業訓練は退校しなければなりません。(雇用保険の加入条件についてはここでは割愛します)
雇用保険の加入対象にならない頻度で働く分には、違法でもなんでもありませんよ。
ただ、訓練校に通うだけでも気力体力をかなり消耗します。バイトをしなくて済むのならしないほうがいいですけどね。あまりお勧めはしません。
あと10万円の給付金をもらっている人も注意が必要です。雇用保険に入っていなくても、バイトの稼ぎが月8万を超えるとその月の給付金はもらえなくなります。

 

安かろう悪かろうな部分もあります

それは、設備がボロッちい、貧弱ということです。私が通っていた訓練校は雑居ビルの一つのフロアを使用していました。フロアといっても、広さはあまりなかったです。零細企業のやや広い事務所みたいな感じ。その雑居ビル自体も個人の事務所や小規模の事業向けの雰囲気でした。
そしてトイレは男女それぞれに個室(便器)が一つずつだけ…。休み時間は女子はトイレ待ちの列は必ずありました。
使用するPCはなんだか使いにくいノートPC。ていうかWEB系でPCをバリバリ使うのにノートねえ。。
企業実習の時は更に悪環境な地下の部屋でした。下水が流れる音がしたりそもそも教室内が薄暗い。PCはVistaでネットの回線もしょっちゅう切れました。よくあんな環境で作業させるね(笑)。教室内もどことなく雑然としていてガラクタが隅に放置されてたりしました。
これが学費をとるスクールなら文句も言えるのですが、職業訓練は学費は無料なのでよほどのことではないかぎり我慢するしかありませんでした。

WEB系の学校は3校見学しましたが、私が通っていた上記の訓練校がいちばんボロッちかったです。。とある訓練校もボロさはあったがそこまではひどくなかった。残り一つの訓練校は結構キレイでした。わりと立派な建物のテナントに入っていたし。訓練校によっても、資金力に差があるみたいです。
ただ、私は訓練の内容で決めたので一番ボロい学校に通うことになりましたが、そこまでやばいとは思いませんでした。。

 

解りにくいマイノリティーはつらいよ

解りにくいマイノリティーというのは、ぱっと見は普通の人っぽいけど考え方がマイノリティーという意味です。

たとえば、同性愛者ではなく、異性が恋愛対象だけど異性への興味はとても薄い、かといって、異性や恋愛を拒否するほどでもないなあ、という人、など。

同性愛者とか、誰からも同情されるような辛い境遇にいたというわけでもないけど、多数派にも属していない(属せない)マイノリティーもいるんです。それが私です^^

いわゆる先に上げた解りやすい特徴のマイノリティー(…というのは適切な表現ではないかもしれません)ではないゆえに、それはそれで生きづらいです。一見、多数派の人っぽく見えるためにかえって他者からの理解や共感を得づらいからです。

たとえば異性に興味がないと言ったときに、解りにくいマイノリティーは一見、普通ぽく見えてしまうので「そうは言っても本当は興味あるんでしょ」などと言われ、なかなか他者の理解を得られません。もしくは「どうしてどうして、なんで?!」とつっこまれて対応が面倒になります。

あと、働くことについて。フルタイムで働くというスタイル自体がどうしても合わない、不得意な人はいます。
甘えとか怠けではなくて、真面目な人も多いですよ。でも本当にフルタイムはつらいんです。
しかし、ぱっと見は障害などがありそうもない普通の人に見えるので、やはり他者の理解はなかなか得られません。甘えとか我が儘の類に見られてしまうのがオチです。

しかも、解りにくいマイノリティーは家族やカウンセラーの理解すらも得られないことがあります。もし、家族などの理解を得られている解りにくいマイノリティーさんは恵まれているほうだと思いますよ。
家族は多数派・一般的な人でも、子供はマイノリティーというのはよくある話ですよね。。
カウンセラー自身が多数派に生まれついた人だと、解りにくいマイノリティーの気持ちをなかなか気づけない、解らない人もいます。これはカウンセラー本人に悪気があるのではなく、仕方のないことではありますが。…といっても人の悩みを聞く仕事をするんなら解ってくれと少し思いますけどね。

ほんと、どうして私はこんなヤヤコシイ人に生まれてしまったんだろうと思います(涙)